私は、岡山市民の事を考えています。岡山市の子どもたちの未来を今もなお考えています。
今から十年後、いまの子どもたちは、どのように成長しているのか。岡山市は、親が子どもを育て、子どもがしっかりと学べる街になれているのか。
今から二十年後、いまの子どもたちは、故郷、岡山で活躍しているのか。岡山市は、若者が活躍できる街になっているのか。子どもを育て終えた親が、大人になって活躍している子どもを見守りながら、ゆっくりと、そしてゆったりとした老後を過ごせる街になっているのか。
今から三十年後、世代が大きく変わり、新しい世代が中心となっている岡山市は、日本中がうらやむような都市になっているのか。
まだまだ、改革を進めなければ、岡山市の未来を明るくすることはできないのだと確信しています。子どもたちの未来を切り拓くためには、いま、私たち大人が岡山市の改革と繁栄のために、動き、そして働く必要があります。平成最後のこの時がその動き出すチャンスです。
十年後の子どもたちの姿は、これからの教育のあり方で決まります。岡山市の学校は、それに責任を持たなければなりません。
二十年後、若者が活躍し、高齢者が安心して暮らせる街に岡山市がなっているためには、街づくりと地方創生をこれまで以上に進めていかなければなりません。
三十年後、新しい世代の岡山市が、日本で輝くためには、岡山市という街が、教育、子育て、医療、福祉、多様性の尊重などにおいて、群を抜いて優れていなければなりません。
岡山市には、農業に適した気候、優秀な医療、中四国地方の結節点といった、数多くの優れた利点があります。しかし、岡山市は、今もなおそれらを充分に活かしきれていません。豊かな土地に、優れた技術を持った、多くの人々が集うのが本来の岡山市であるべきです。
私たちは、いま、岡山市に住み、働きながら、本当に幸せだと感じているでしょうか。私はまだそうは思いません。まだまだ、やらなければいけないこと、変えていかなければいけないことが多くあると考えています。だからこそ、これからも信念を持って行動する必要があると確信しています。
私たちは、十年後、二十年後、三十年後の岡山市が、子どもたちにとって、私たちにとって、より安心して暮らせる街になっていると想像できるでしょうか。岡山市の未来は教育、子育て、福祉、多様性の尊重などの分野で、明るく輝けているといえるでしょうか。もし、そうでないのであれば、まだまだ改革を進めなければならないと考えています。
未来は今日から始まります。岡山市の未来を力強く子どもたちに語れるものにするために、私は改めて動き始めます。岡山市を更に変えていくことを力強く誓います。
現状維持はありえません。常に動いているからです。現状維持とは後退を意味します。岡山市の現状を打ち破り、教育、子育て、福祉、そして多様性の尊重などにおいて、未来を見据えた改革と実行にこれからも携わってゆかなければなりません。
私は、この4年間の経験をベースに強い決意と未来への揺るぎない希望をもち再度、市政改革へ果敢に挑みます。
しかしながら、この改革と実行は、私一人ではできません。市民の皆さんのお力添えが必要です。私とともに、岡山市の未来のために、子どもたちの未来のために、手に手をとって前進していただけたらと願っています。
柳井弘、五十三歳、残されたこれからの人生を岡山市のために捧げる覚悟で行動します。
平成三十一年二月
