【活動報告2017】11月定例議会②③「岡山城周辺の 整備について 」「路面電車駅前 乗り入れについて」

Q.
月見橋の老朽化の判断はいつ行われ、市民の声はどのように確認するのでしょうか。

――――平成30年度に老朽化の状況を把握するための橋梁点検を実施し補修等の計画を策定する予定。
岡山城、後楽園、旭川と一体となった景観の重要な要素なので、大規模な改修が必要になった場合専門家や市民の声を聞くなど幅広い検討が必要であると考えている。

Q.
天守閣に上がるには階段しかありません。手すりもありません。車椅子の方やベビーカーの観光客や高齢者も天守閣まで行くことをあきらめるそうです。高齢者や障がい者に優しい岡山市を目指すなら早急な対応が必要ではないでしょうか。

――――手すりやスロープを整備することは快適性や回遊性の向上、バリアフリーの観点から検討する必要があると考えているが、岡山城跡は国指定の史跡のため国の許可が必要。快適性やバリアフリーと文化財保護の観点を両立させる方法を関係部局と連携しながら検討したい。

Q.
路面電車の駅前広場への乗り入れに伴い駅前交差点の渋滞発生が懸念されることから路面電車乗り入れ後の信号パターンによる実証実験の実施を要望されていると伺っていますが、ご予定があるのでしょうか。

――――岡山県バス協会からは、乗り入れ後、渋滞が起こると路線バスの運行への悪影響が懸念されるため、実証実験を実施して検証すべきだという話を承っている。我々として実証実験の実施について、できるかどうか、やるとどうなるかという問題を検討した。
乗り入れに絡んで駅前広場を少し変えたほうがいいのではという議論が検討会等で起こっている。実証実験をやろうとすると、当然ながら入れかえてやるわけにはいかないので、交通量変化による実証実験はできない。
また実験に伴う交通量の調査解析の合計で1億円を超える費用が必要。
変化に対応したシミュレーションはなかなかできないということと費用も非常に多額のものになる。そこでいろいろと整理し、今までのピーク時における1時間当たりの総交通量で、渋滞になるかならないかを調べるのではなく、ピーク時の1時間の中の瞬間瞬間の交通量の変化を詳細に予測できる交通シミュレーションという手法の有益性を認識した。
この手法によりレイアウトの変更なども加味することができ、ピーク時の1時間の中のピークが設定できるので、バス協会等の要請にも応えることができるのではないかと考えている。